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志らく独演会に行ってきた

7月12日の日曜日、富山市での立川志らくさんの独演会に行ってきました。

会場は富山駅のそばの明治安田生命ビルの地下の小さなホール。アンダーグランドでライブハウスみたいやなーと思って入ったら中は映画館みたいな椅子。舞台の奥行きは狭くて、主な目的は何かな?というホールでしたが、落語にはぴったりの会場でした。

志らくさんの会は初めてでしたが、びっくりしたのが客層。比較的若い男性が多い。志らくの追っかけ?遠くからいらしてるのかもしれませんね。今までに経験したことの無い雰囲気でした。と言う私も県外からですが、私は女房と一緒で、会場ではうちの会の常連さんともお会いして、しかも偶然にも席が前後に並んで、色々話し込んでいたので不思議なグループだったかもしれません。

天災 立川志らべ
短命 立川志らく
中入り
真景累ヶ淵から豊志賀の死 志らく

豊志賀が凄かった。思わず泣いてしまいました。凄まじい豊志賀があまりにも哀れで。泣きながら涙を拭くのも忘れて見入ってしまいました。今思うと、いい年のおっさんが恥ずかしい。 いまだに思い出すと鳥肌が立つ気分です。

「豊志賀の死」はこれだけでも聞き応えのある噺で、例えばCDでしたら志ん朝のが素晴らしいと思っていますが、今回の志らくさんの高座では、「真景累ヶ淵」という座頭の金貸し宗悦が深見新左衛門に殺されることから始まる、宗悦の娘の志賀と園、新左衛門の息子の新五郎と新吉の、愛憎と因果が絡み合う長い物語の一部と言うことを冒頭にさっと説明されていて、それがクライマックスの演出に生きてくる、素晴らしい高座でした。

羽生村に向かうお久と新吉、その道中に怪我をして死にかけているお久の顔が豊志賀に。ここまでは私も心の準備が出来ていましたが、宗悦とお園でしたか、豊志賀以外にも出てきたのは驚きました。このために、冒頭に宗悦殺しとお園の死のあらすじを丁寧に説明されていたんですね。さすが。

特に、お久に、豊志賀が、宗悦が、お園が入れ替わり乗り移って新吉に迫ってくるこのシーンでは、高座の緋毛氈の照り返しまでが計算されているのかフットライト的な効果もあり、志らくさんの演技力と相まって、凄まじいものでした。それがまた怖さと共に哀れを感じて涙してしまったと。

次回は11月3日でしたっけか。また行きたいなと思っています。

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